
|
|
録音機材のご紹介です。多少専門的ではありますが、現在の最新のデジタル録音機材についてご紹介しています。
◇ 録音機(レコーダー)
録音機はメインにKORGのMR-1000を使用しています。40Gハードディスクを搭載したポータブル・デジタル・レコーダーです。DSDレコーディングが可能で、スーパーオーディオ(SACD)のフォーマットの中でも超高音質の5.6MHzでサンプリングする事が出来る優れものです。
そしてバックアップにDATのTASCAM DP-P1を使用しています。これは、ポータブル・プロ仕様DATの定番でした。現在ではDATテープさえ入手困難です。
◇ 録音方法
録音方法は以下の2台を使用します。
1)MR1000
DSD(1bit/5.6MHz)レコーディング
DSDレコーディングとは、スーパーオーディオ(SACD)のフォーマットです。現在考えられる最高技術のデジタル・レコーディング・フォーマットです。その中でも 1bit/5.6MHz 録音は超高音質フォーマットです。
2)TASCAM DA-P1
DATレコーディング
DATテープにデジタル録音します。TASCAM DA-P1はティアック社から発売されたプロ仕様ポータブル・レコーダです。DATレコーディングは数年前まで主流でしたが、現在はハードディスク録音が主流となったためバックアップとして使用しています。

上から TASCAM US-122L、KORG MR-1000、TASCAM DAP1
◇ 録音マイク(AKG-C414B-XLII)
録音マイクは通常コンサート会場の3点吊りのマイクを使用します。(マイクの種類等は会場の設備に依存します)ライブハウスなど3点吊りマイクが無い(使用しない)場合、当社はAKG-C414B-XLIIをステレオ・ペアーで使用しています。録音マイクは写真で例えればレンズです。非常に大切な部分なので、慎重な選択が必要になります。AKGのステレオ・ペアーは全て受注生産で、発注を受けてから手作業で、ステレオ・ペアー・マイクとして一番良いマッチングをメーカー側で選別してセットにしたものです。その分割高になりますが、ステレオ・ペアーとして使用した場合の両チャンネルのフェーズは限りなく0に近く、豊かなステレオ・イメージを再現します。音質は非常にナチュラルで、低音もしっかりとしたクリアーなのが特徴です。
◇ ケーブル類
ケーブル類は全てMOGAMI製にしています。スタジオ標準規格で安心して使えます。
◇ 結線方法(マイク使用時)
結線方法は、マイクからMOGAMIケーブルでAKG B-18のファンタム電源を通り、2又に分かれ、一方はKORG MR-1000へ、もう一方はTASCAM DAP1に結線されます。
◇ 編集と納品
録音作業終了後、直ちに編集作業に入ります。
編集ソフトはSteinberg社のCubase4です。DSDで録音されたファイルを44.1KHzの24bitWavファイルに変換した後に編集します。1曲ごとにフェード・フェード・アウトをして、必要に応じて音圧、音質の微調整も行います。
納品はCD-Rの場合は、Intel Core i5のライターで一枚ずつ制作します。CDプレスをご希望の場合はマスタリング処理を行った後、プレス工場へ出荷されます。

Cubase4の編集画面。リミッターをかけているので、波形が圧縮されているのが分かります。

Cubase4のエコライザーの画面。この例では高音を持ち上げ、低音も少し持ち上げています。
◇ AD/DA ・コンバーター
アナログからデジタルへの変換が必要な場合、KORG MR-1000とTASCOM US-122LのDA コンバーターを使用する2通りの方法がありますが、MR-1000をメインに使い、US-122Lは主にDA変換(ヘッドホン・モニター用)として使っています。
◇ モニター
録音の現場、または編集作業はSONYのヘッドホンMDRCD900STのSACD仕様を使用しています。(SACD仕様は限定生産モデルで現在は入手不可能です。)
編集作業終了後のリファレンス用のモニター・スピーカーはJBL4312MとYAMAHA-NS-10M STUDIOの2台を切り替えて使用しています。YAMAHA-NS-10Mはツイーターが丸い形のオールド・タイプで今では希少です。
◇ 電源ノイズ対策
電源ノイズ対策としてENACOM A.C CORDを2個とquiet lineのノイズ・フィルターを導入しています。